
卒業旅行や修学旅行のしおり作りは、友達4〜5人のグループ旅行とはまた違った大変さがあります。人数が増えるほど「みんなの予定が合わない」「誰が何を担当しているか分からない」「自由行動の集合時間がバラバラ」といった問題が起きやすくなるんですよね。
友達との旅行計画の立て方の記事では少人数グループの悩みを扱いましたが、今回は10人以上の大人数を想定した、卒業旅行・修学旅行ならではのしおり作りのコツをまとめます。
大人数の旅行で起きがちな3つの問題
問題1:幹事1人に負担が集中する
人数が多いほど、日程調整から予約、当日の進行まで幹事1人に任せきりになりがちです。しおりを作る段階で**「誰が何を担当するか」を最初に書いておく**だけで、負担を分散できます。
問題2:自由行動の集合時間・場所が伝わらない
修学旅行や卒業旅行では、班ごと・グループごとの自由行動が入ることが多いですが、口頭やLINEでの連絡だけだと「集合時間、何時だっけ?」が頻発します。
問題3:引率の先生・保護者への提出物として使いにくい
修学旅行の場合、しおりを学校に提出する必要があることもあります。手書きやバラバラの資料だと、まとめ直す手間がかかります。
大人数向けのしおりに入れておきたい項目
全体スケジュールと自由行動を分けて書く

全体行動と自由行動が混在していると分かりにくいので、次のように分けて書くのがおすすめです。
- 全体行動:バス移動、集合写真、夕食など全員参加の予定
- 自由行動:「13:00〜16:00 自由行動(16:00に〇〇前集合)」のように、開始・終了時間と集合場所をセットで明記
自由行動の枠に「集合場所」を書いておくだけで、班がバラバラに行動していても迷わず戻ってこられます。
班・グループごとの担当を書く
- 班長・グループリーダー
- 会計担当
- 集合時間の声かけ担当
担当をしおりに明記しておくと、「誰に聞けばいいか分からない」という状況を防げます。
緊急連絡先・引率者の連絡先
修学旅行では特に重要な項目です。
- 引率の先生の連絡先
- 宿泊先・バス会社の連絡先
- 体調不良時の対応(保健係・近隣の病院)
行程表の記入例|微妙な例と良い例
項目が分かっても、実際にどこまで書くかで迷いがちです。修学旅行の行程表でよく出てくる4つの予定について、そのまま書き写せる記入例を並べました。
| 予定の種類 | 微妙な例 | 良い例 |
|---|---|---|
| 集合 | 8時に駅集合 | 8:00 ○○駅 東口改札前に集合・点呼(担当:3組 田中) |
| 自由行動 | 午後は自由行動 | 13:00〜16:00 班別自由行動(16:00に雷門前へ集合・遅れる場合は班長が先生へ電話) |
| 見学先 | 東京スカイツリー | 14:30〜16:00 東京スカイツリー(団体受付14:20・展望デッキ・15:40に1階へ集合) |
| 緊急連絡先 | 先生の電話番号 | 引率:山田先生 090-xxxx-xxxx/宿:○○ホテル 03-xxxx-xxxx/保健係:2組 佐藤 |
共通するコツは3つです。
- 時刻は「開始〜終了」で書く:終了時刻があると、次の集合に間に合うかを生徒自身が判断できます
- 集合は「場所+目印+担当」までセットで書く:「駅」だけだと改札違いで揃いません
- 自由行動の枠に「遅れたときの連絡方法」を入れる:当日いちばん起きるトラブルがこれです
この書き方で東京2泊3日分を埋めた見本が修学旅行のしおりテンプレート(東京2泊3日)に入っています。集合・点呼・消灯の書き方をそのまま流用できます。
共有方法:URLひとつで全員に配れる
大人数の場合、紙のしおりを人数分印刷するのも、グループLINEに情報を流すのも管理が大変です。しおりのURLを1つ発行して共有する方法なら、班ごとに紙を配る手間もなく、内容を更新すれば全員に最新情報が届きます。
- URLを送るだけなので、会員登録なしで誰でも閲覧できる
- 先生・保護者にも同じURLを共有すれば、提出物としてもそのまま使える
- 当日予定が変わっても、しおりを更新するだけで全員に反映される
作成の基本的な流れは旅のしおりの作り方で解説しています。まずはこの流れに沿って骨組みを作り、そこに班分けや自由行動の項目を追加していくとスムーズです。
テンプレートを複製すれば、幹事の負担も減らせる
行き先が決まっているなら、行程入りのテンプレートを複製して、班分けや集合場所だけ書き換える方法もおすすめです。ゼロから全員分のスケジュールを組む手間が省けます。
修学旅行向けには、全体行動と班別自由行動を組み合わせた2泊3日の行程が入ったテンプレートを行き先別に用意しています。
- 修学旅行のしおりテンプレート(東京2泊3日):浅草・スカイツリー・上野や原宿の班別自由行動・国会議事堂見学
- 修学旅行のしおりテンプレート(京都・奈良2泊3日):清水寺・金閣寺の全体行動、京都市内の班別自主研修、奈良・東大寺
- 卒業旅行なら卒業旅行のしおりテンプレート(大阪・USJ 2泊3日)、その他の行き先はテンプレート一覧から選べます
よくある質問
Q. 大人数でも1つのしおりにまとめられますか?
まとめられます。全体行動と自由行動を分けて書けば、人数が多くても混乱しにくいしおりになります。
Q. 先生や保護者にも共有できますか?
できます。しおりのURLを共有するだけなので、生徒だけでなく引率の先生や保護者にも同じ内容をそのまま見てもらえます。
Q. 班ごとに別々のしおりを作った方がいいですか?
全体の流れは1つのしおりにまとめ、自由行動の班ごとの集合場所だけをメモ欄に書き分ける方法がおすすめです。管理するしおりが1つで済むので、更新の手間も減ります。
まとめ
卒業旅行・修学旅行のしおり作りのポイントをまとめました。
- 全体行動と自由行動を分けて書き、自由行動には集合場所を明記する
- 班・グループごとの担当をしおりに書いておき、幹事の負担を分散する
- 緊急連絡先・引率者の連絡先をまとめておく
- URLひとつで共有すれば、生徒・先生・保護者全員に同じ情報が届く
大人数の旅行ほど、しおりを1つにまとめておく効果が大きくなります。ぜひ試してみてください。